農政・農協ニュース
全農が問題香料入りクラッカーを回収 (6/7)
協和香料化学(株)(東京)が製造した無許可添加物(アセトアルデヒド)を含む香料が、JA全農のエーコープマーク商品である「エーコープバタークラッカー」に使われていたことが調査の結果わかったため、6月4日から回収を進めていると全農は7日発表した。 同クラッカーは12県下計196のAコープ店舗に出回ったが、その後、店頭から撤去している。 新潟県では共同購入があるため名簿にもとづき購入者に連絡し、回収中だ。 協和香料とは、これまで継続的な取引はなく、一時的に問題の香料を使用し、今年2月から2カ月間に196ケース(24個入り)のクラッカーを製造しただけだという。 同社が原料に使っていた無許可物質は3種類で、一般紙報道によると、同社が回収作業をしている出荷先は大手食品メーカーなど200社600事業所。また食品メーカーによる店頭からの自主回収もある。