JA全農は今年7月〜9月期の配合飼料供給価格を6月までの第1四半期に比べ,トン当たり約600円(全国全畜種総平均)値下げすると6月21日発表した。
当分は1ドル124円水準の円高基調で推移するなどを予想した。値下げは平成12年10〜12月期以来7期ぶりとなる。
全農は畜産経営に対する安定基金の通常補てんトン当たり300円を要請中。これは今回値下げをしても価格激変の影響を緩和する同制度の補てん基準をまだ超えているため。
原料価格の先行きは、トウモロコシが米国農務省の見通しで総需要が生産量を上回ることなどから強含みだが、大豆カスは国産が増えていることや円高などから弱含み、また魚粉も弱含みの予想。一方、海上運賃も弱含みの見通し。