農水省は「新規就農者の就業状況に係る調査結果」を6月28日に公表した。
新規就農者(新規学卒、離職就農、新規参入の3形態)の経営の中心は施設園芸、施設花きが上位を占めており、全般に「施設」ものの割合が高い。農業所得については、1年目、5年目とも「新規学卒者」がもっとも高かった。ただ、所得率では「新規参入者(非農業からの就農)」も5年目には新規学卒者と同レベルにあることが分かった。
経営課題は(1)所得が少ない(59%)、(2)栽培技術が未熟(44.5%)、(3)労働力不足(35.5%)など。
早期に経営を安定させるには、(1)営農資金の支援(59.5%)、(2)営農技術の指導(58.7%)、地域の農家からの支援(37.3%)などとなっている。