13年産自主流通米の販売が昨年より遅れている。
6月21日の米情報委員会に提出されたデータによると、4月の販売実績が31万5000トンで前年同期比4万トン減。5月は31万9000トンの販売実績となったが、価格上昇にともなって駆け込み需要が発生した前年にくらべて11万9000トンも下回った。
この結果、5月末の販売累計は246万トンと前年同時期を24万トン下回っている。原因について、同委員会では14年産の作柄が良好で早期米などの出回りが早いと業者が予想しているのではといった指摘があった。なお、食糧庁が同日発表した「米の消費動向調査」によると、13年度の1人1月あたりの消費量は消費世帯で1.4%減、生産世帯で2.65減、全体で1.7%の減少となった。