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農政・農協ニュース

食品の内外価格差が縮小
海外主要5都市と比べ東京は4番目に安い (7/9)

 農水省は7月9日、「東京及び海外主要5都市における食料品の小売価格調査結果」を公表した。
 調査時点は昨年11月。同調査は共通29品目と日本食品13品目を加えた42品目で比較している。
 42品目の比較では、東京を100とした場合、ニューヨーク103(91)、ロンドン103(85)、パリ96(74)、ハンブルグ94(75)、ジュネーブ125(99)となった(カッコ内は昨年)。昨年にくらべて、大幅に内外価格差が縮小し、食料品価格はニューヨーク、ロンドン、ジュネーブより東京のほうが安くなった。
 要因としては(1)為替レートが前回調査時よりも各都市で1〜2割の円安になったこと、(2)購買力平価(同じ品質・規格の商品を、たとえば東京とニューヨークで購入するとき、いくらで購入できるかを、1円あたり、あるいは1ドルあたりで表したもの)は、東京の価格が安くなる方向に変化した、ことが考えられるという。
 購買力平価の改善要因は、食料品分野でもデフレ化が進行したしたためとみられている。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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