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農政・農協ニュース |
組合員の結集力強化へ魅力ある事業展開を |
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結集力の弱まった広域JAの組織基盤を固める決め手は、教育文化活動にあるとして(社)家の光協会は、その活性化を議論するJAトップ・フォーラムを1、2両日、東京都内で開き、結集力強化のために▽JAの事業と活動を魅力あるものにする▽参加・参画度を高める▽学習を活性化するという要点を確認した。 全体討議のパネリスト発言ではJA新潟中央会の柳澤武治副会長が「教育文化活動を理解しないトップリーダーに経営を預けてはいけない」と訴え、またJA北信州みゆき(長野県)の石田正人組合長は「リーダーはボスと違う。権力を持つのではなく、責任を持って課題を提起し、旗を振って新風を起こさなければならない」と強調した。 ◆10年後にJAはあるのか? 第1日はJA実践報告で石田組合長が、地域で話題になるような農協らしい魅力ある事業に多面的に挑戦している状況を語った。 ◆協同組合原則をよく学んでほしい 二日目の全体討議では、組合員の結集力とJAの求心力を高める教育文化活動の中で果たす家の光事業の役割の重要性などを確認。家の光協会の山本昌之専務は3誌の普及だけでなく「その中身の活用と普及もお願いしたい」と訴えた。 また東京農業大学の白石正彦教授は「協同組合運動には失敗も後退もある。それは原則に基づかない場合だ。1995年の協同組合原則をよく読んでほしい」とし、組織管理論の構築を改めて強調した。 |