農水省は8月13日、クローン牛からつくられた食品の安全性に関する調査結果を公表した。
この調査では、クローン牛の血液と生産物(生乳、肉)の成分分析とその生産物を動物に与える試験が行われた。
成分分析では、血液、生乳、肉とも一般牛と異なる成分は認められなかった。また、生乳や肉をラットやマウスの与える実験でも、一般牛とクローン牛との間に生物学的な差は認められなかった。これらの調査結果から、受精卵クローン牛、体細胞クローン牛とも一般牛と同等であると報告された。
クローン牛からつくられた食品は、受精卵クローン牛由来のものは任意表示で販売を推進、一方、体細胞クローン牛は安全性が確認されるまで出荷を自粛していたが、同調査結果により今後、生産、販売が促進されることになりそうだ。