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農政・農協ニュース |
女性の農業委員倍増 |
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7月7日実施の農業委員統一選挙では女性の農業委員が2・2倍に増え、また認定農業者の進出が目立ったと全国農業会議所が14日、調査の中間報告を発表した。選挙は3年に1回で今回は18回目。全国2147の農業委員会で委員を改選した(6月23日実施の滋賀県を含む)。
その結果、女性農業委員は2166人と倍増した。うち選挙委員は470人、選任委員が1696人。全委員に対する女性委員の比率は3・7%となった。 また女性委員のいる農業委員会は1321で、全委員会の42%となった。 女性委員が最も多いのは長野県で236人(うち選任184人)、次いで鹿児島県113人、群馬県89人だが、群馬はうち選任委員が83人で比率が高い。熊本県も89人。 女性委員の比率の高さでも長野がトップで10・9%、次いで栃木県、鳥取県、鹿児島県、群馬県の順。 女性の農業委員会長は宮城県豊里町、福島県会津若松市、同県飯館村、鹿児島県喜入町の4市町村。すべて選挙委員だ。 女性増加にともない情報交換や男女共同参画の推進を目ざし現在13県で女性委員のネットワーク化が図られている。こうした連携と、また市町村長、議会議長への推薦要請などが女性増加の要因となった。 一方、認定農業者の農業委員は8322人。うち選挙委員が6535人で、選任は多くない。全委員数に対する比率は14・2%。認定農業者のいる委員会数は2013で、全委員会数の63・7%となり、半数を大きく超えた。 |