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農政・農協ニュース |
信頼回復へ「行動規範」を制定 |
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JA全農は8月22日の第2回経営役員会で、「全農グループ役職員行動規範」を制定した。
これは木下順一会長が就任の挨拶で「全農チキンフーズ(株)の表示違反を深く反省するとともに、消費者・生産者の信頼回復を目指して全農グループの組織・事業の改革をすすめていかなければなりません。このため、コンプライアンス体制の確立や全農・子会社の経営管理体制の抜本的な刷新を行い、私をはじめ役員が先頭に立って、役職員の意識改革に努めます」と述べたが、その行動規範を具体的に成文化したもので、全農グループ役職員や法人の行動指針となる。 その内容は、▽協同組合原則、JA綱領、定款などにもとづき誠実に行動する▽公正で透明性の高い事業活動を行う▽高い倫理意識をもち社会的良識を守って行動する▽環境問題に積極的に取り組む▽地域・社会に貢献する活動を行う、という5つの「基本姿勢」を13の項目に分け、各項目ごとに2〜5つの具体的行動規範を示している。 そして最後に、▽そのことは、組合員、消費者の期待を裏切らないですか?▽そのことは、法令や諸規定に違反していませんか?▽そのことは、新聞やテレビに報道されてもきちんと説明できますか?▽そのことは、家族に正直に話せますか?▽そのことは、自分自身で本当に正しいと思いますか?と、「自らの行動を自らに問いかけてみよう」と呼びかけている。 この「行動規範」は、当面、JA全農の全役職員に配布され9月1日から施行されることになっている。 |