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農政・農協ニュース

JA全農が現地懇談会を実施
次期3か年計画策定にJAの意見反映はかる (8/28)

 JA全農は、来年4月からの次期3か年計画づくりにこの秋から着手するが、農業、農協の現場の取り組みを同計画に反映させるため、JA役員との現地懇談会を8月下旬から実施する。
 JAの経済事業は、米政策の転換、輸入青果物の急増、BSE問題などに対応し、組合員の結集の強化や安心、安全な国産農産物をいかに供給するか、などが課題となっている。
 ただ、信用事業のJA経営寄与度が低下するなか、JAバンク自主ルールも導入され経済事業の赤字が許されなくなり、事業の縮小や会社化、外部化が迫られているJAもある。
 こうしたことからJA全農の理事、幹部職員が現場に出向きJA組合長らから、直面している課題と課題解決に向けた取り組みを聞き、次期3か年計画の施策に積極的に反映させることにしたもの。JAとの協議課題は、米政策改革、園芸・畜産販売の強化策、生産資材のコスト低減、JAバンク自主ルールと経済事業収支問題などが想定されるが、懇談会ではそれぞれのJAの実状に応じて課題を絞り込んで協議するという。
 実施期間は、8月下旬から9月下旬を予定。100JAを目標に取り組む。JA全農では「大手町の発想ではなく現場の発想で次期3か年計画を作っていきたい」としている。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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