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農政・農協ニュース

有機JAS「豆腐」30%に遺伝子組換え大豆使用 (8/28)

 農水省は8月28日、有機大豆使用食品の緊急調査結果を公表した。調査対象は、豆腐と納豆で(1)有機JAS格付け品54品目、(2)有機大豆使用を強調した商品22品目、を無作為に購入した。
 調査の結果、有機JAS格付け豆腐29品目のうち31%にあたる9品目から遺伝子組換え大豆が検出され、納豆25品目では20%にあたる5品目から検出された。
 また、有機大豆使用を強調した豆腐18品目では61%にあたる11品目から検出した。納豆4品目では検出例はなかった(うち2品目は分析不能)。
 有機JAS規格では、遺伝子組換え作物を使用しないことになっていることから、検出された商品についてはJAS法違反、品質表示基準違反の疑いがある。農水省では、製造工場に対して立ち入り検査を実施しており9月はじめには結果を公表する予定。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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