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農政・農協ニュース

BSE5例め 疑似患畜を特定 (9/6)

 神奈川県伊勢原市で発生が確認されたBSE5例めに関して、9月6日、同居牛の疑似患畜が決定された。発生農家の飼養頭数は47頭(BSE患畜を除く)で、このうち37頭が給与飼料調査や同居歴などから、患畜と関連が高いと判断され疑似患畜とされた。37頭は病性鑑定のためと殺し焼却処分された。また、残り10頭のうち4頭については酪農家が自主的に淘汰し病性鑑定することになった。いずれも陰性だった。
 疑似患畜は患畜と一定期間、同一の飼料を給与されていたことなどから決定されるが、これまでの発生例では同居牛のほとんどが対象となるほか、該当しない同居牛についても発生農家は自主的に処分することが多く、農家は大きな打撃を受けている。疑似患畜の規定についてはその科学的根拠を疑問視する声もあり、見直しも今後の課題となっている。


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
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