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農政・農協ニュース

大豆所得 前年比46%の減少 (9/20)

 13年産大豆の生産費が9月20日に公表された。
 10aあたりの全算入生産費(支払利子・地代などを含む)は、7万204円で前年にくらべ1.4%減少した。これは作業委託が進み賃借料などが増加したが、収穫、乾燥・調製作業などの労働時間が減少したことから労働費が減ったため。
 一方、60kgあたりの全算入費は1万8975円で同2.0%増加した。10aあたりの収量が減少したことによる。
 10aあたりの粗収益は4万5749円で販売価格の低下、収量の減少から前年にくらべ11.0%の減少。10aあたりの所得は、7171円で46.3%減少した。
 大豆の生産は、「基本計画」で定めた平成22年の生産努力目標(作付け面積11万ヘクタール、生産量25万トン)をすでに超え、13年産では作付け面積14万4000ヘクタール、生産量27万1000トンとなっている。ただし、販売価格は9年産の8193円(60kg)から13年産では4793円(同)と下がり続けている。


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