14年産自主流通米の第5回入札が10月11日に行われた。上場されたのは、6県10銘柄、5724トン。(昨年の同時期は、8県15銘柄8711トンを上場)
このうち落札したのは3337トンで落札比率は58.3%だった。前年同時期は73.9%で15.6%下回った。
平均指標価格は60キロ1万5624円と1万6000円を割り前年同時期を525円下回った。
落札比率は、平均で58.3%となったが、全量落札した銘柄と落札比が大きく低下した銘柄に分かれた。福島コシヒカリ(中通り、会津、浜通り)は価格は13年産最終価格を維持したが、落札比率は13%〜39%だった。
全銘柄の平均指標価格としては13年産最終価格水準を維持したが、入札から取引までの期限が今月末と短期間のため申し込み倍率が低く、落札比率が低下した。
JA全農では、作柄概況(101)や青刈りなどを行う需給調整水田の発動(22道府県で発動)などによって「14年産米の需給環境は大きく緩和していない」ことから、「今後も入札における希望価格の申出については慎重に対応していく必要がある」としている。