JACOM ---農業協同組合新聞/トップページへジャンプします

農政・農協ニュース

平成14年度カントリーエレベーター
JA経営者研修会を開催
全国農協CE協議会 (10/23)

研修会場で
研修会場で

 全国農協カントリーエレベーター協議会(廣瀬竹造会長)では、10月22日〜23日の両日、ホテルマリナーズコート東京において、「平成14年度カントリーエレベーターJA経営者研修会」を開催した。
 研修会に先立ち、CE協議会の佐藤修助副会長は「生産者の利便を図りつつ、CEの利用率向上と品質事故防止に取り組んでいく」と開会の挨拶をした。
 続いて演壇に立った全農の古川泰典常務理事は「11月の2日には系統の米政策提案を取りまとめたい。米政策のあるべき姿について、また過剰米処理についても国とはくい違いがあり、摺り合わせをやっていかねばならない」と懸案の米政策にふれた。
古川常務
挨拶するJA全農
古川常務
 またCEについては「国民の主食である米の品質を管理する重要な拠点施設であり、品質事故を減らす為700強のCEを巡回指導で総点検し、事故防止に努めていく。CEには生産履歴を明らかにする要請など新たな課題が出ている。CEはトレーサビリティを明確にする拠点でもある」と述べた。
 研修会では、農水省農産振興課の榊 浩行課長補佐が「CEの現状と課題」について、全農米穀販売部の森川喜郎部長が「米政策の見直しとJAグループ米事業の改革について」それぞれ講演した。
 休息をはさみ(株)いなげやの一般食品部白井和生課長が「実需者サイドから産地にもとめるもの」をテーマに興味深い話を展開、またJA佐城の野口好啓組合長が「我がJAにおける共乾施設の運営管理について」の演題で実践事例を紹介した。
 翌23日は(財)農倉基金の吉松巨慶技術参与が「カントリーエレベーターの品質事故防止における経営者の役割について」を、全農生産資材部の園部和彦技術主管が「共乾施設の建設について」をそれぞれ講演、全国農協CE協議会の廣瀬竹竹造会長が閉会の挨拶を述べ、研修会全日程を終了した。

 


農業協同組合新聞(社団法人農協協会)
webmaster@jacom.or.jp