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農政・農協ニュース

ミカン生産量 減る見込み
―全国果実生産出荷安定協議会かんきつ部会― (10/31)

 早生ミカンの出荷が始まったが、今年の生産量は前年より1割少ない見込みと全国果実生産出荷安定協議会かんきつ部会が29日発表した。和歌山県で9%減、愛媛県で8%減、全国的には10%減を見込む。糖度は平年を上回る水準で順調に上昇し、高品質に仕上がっているという。
 一方、極早生ミカンの生産量は4%減。出荷は前年より早く切り上がり、11月以降の販売は前年より大幅に少なくなる見込み。
 また普通ミカンは14%少ない見込み。和歌山県では13%減、静岡県では昨年並み。
 なお昨年の全国生産量は極早生、早生、普通の総合計で122万トンだった。 産地情報としては、福岡県の統一ブランド「博多マイルド」は糖度基準を0.5引き上げて12.5度以上とし、広島県では夏の高温乾燥で小玉傾向だが、糖が高く、味が濃いという。全体として糖度がさらに高くなる傾向だ。


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