14年産自主流通米の第6回入札が10月25日に行われ、30産地70銘柄、11万5883トンが上場され、9万9878トンが落札した。落札比率は、86.2%と前年同時期を0.9%上回った。
全銘柄の平均指標価格は、60キロあたり1万5969円で前年同時期を556円、3.4%下回った。14年産の入札取引の平均指標価格は、これまですべて前年産同時期価格を下回っている。
ただ、今回の入札は、ほとんどの銘柄で前回とほぼ同額となった。また、申し込み倍率も1.3倍と前回の0.9倍を上回った。
この結果について、JA全農では14年産米の需給環境が作柄(101)や需給調整水田の取り組み(1万500ヘクタール)など過剰状況にはないことによるとみている。こうしたことから、今後とも入札での希望価格申し出については慎重に対応していく必要があるとしている。