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農政・農協ニュース |
組合長らを対象にリスク管理で |
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農林中金は情報ネットワークJAの組合長や信用事業担当理事を対象に第1回「JAバンクトップセミナー」を13日、東京・有楽町の本店で開き、リスクマネジメントと有価証券の運用をテーマに情報交流をした。これまでJAなどの金融担当部課長を対象とした「JAバンクフォーラム」を2回開催したが、JAの経営者層向けは今回が初めて。情報ネットワークJAは77(9月末現在)だが、この日は47JAと信連から計約80人が出席した。
農林中金の上野博史理事長はあいさつで、政府が10月末に決めた不良債権処理加速策などを柱とする総合デフレ対策をはじめ金融情勢全般に触れ、今後は問題のある企業や金融機関は市場から退場させられるとの見方を指摘。「JAバンクとしては組織を挙げて健全性向上と利用者からの信頼確保に全力を尽くして参りたい」と訴えた。 次いで「コンプライアンスの視点からみたJA経営の課題」、「JAバンク基本方針に基づく破綻未然防止策の実施状況」、「有価証券運用のリスクと管理」を勉強し意見を交わした。 講師は久保利英明弁護士、農林中金推進統括部の泉和彦主任考査役、同証券業務部系統証券統括室の数野睦美室長。 |