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JA共済連職員の2選手
フェスピック陸上でメダルを獲得 (11/20)

日の丸を持つ渡邉・笹原両選手!渡邉選手(左)・笹原選手(中央)
開会式後の日本選手団!日の丸を持つ渡邉・笹原両選手!渡邉選手(左)・笹原選手(中央)
 JA共済連(全国共済農業協同組合連合会・新井昌一会長)では、平成14年10月26日〜11月1日の間、韓国・釜山市で開催された「第8回フェスピック釜山大会」において、メダル獲得という優秀な成績をおさめたJA共済連職員の渡邊幹司選手と笹原廣喜選手を、11月13日全共連ビルに招き受賞報告会を開催した。
 同大会において、渡邊選手は銀メダル(800m)と銅メダル(1500m・5000m)を、笹原選手は銅メダル(10000m)と5000m及びマラソンで4位入賞という優れた成績をおさめた。
800m表彰式!銀メダルの渡邉選手(右)
800m表彰式!銀メダルの渡邉選手(右)
 両選手は、農協共済別府リハビリテーションセンターで、身体に障害のある入所者に対し訓練指導に勤めながら、自身の活動として車いす競技に励んできた。
 今回のメダル獲得は、両選手のたゆまない努力が、アジアを代表するアスリートとして表彰される、という大きな成果につながったものであり、全国の交通事故などによる身体障害者に、勇気を与えるメッセージを送るものとなった。
 JA共済連の新井会長は、「両君は不幸な事故を克服し今日まで頑張ってきた。社会復帰を果たすだけでも大変な努力だったと思うが、メダル獲得を心より祝福したい。両君の今回の偉業で、全国の交通事故などによる障害者を、勇気づけるメッセージを送り届けることができたことは素晴らしいことであり、JA共済連・別府リハビリテーションセンターの誇り」だとコメントした。
全共連新井会長と記念撮影
全共連新井会長と記念撮影
 渡邊幹司さんは、18歳のとき交通事故で脊椎を損傷、別府リハセンターでリハビリ後平成11年7月JA共済連職員となり、現在、別府リハセンターの医療社会福祉課でソーシャルワーカーとして入所者・入院患者の相談指導に従事している。
 笹原廣喜さんは、25歳のとき交通事故で脊髄損傷を負うが、社会復帰し今年9月JA共済連職員となった。現在、別府リハセンターでデイサービスの訓練指導員として入院患者を支えている。
 両選手とも今後の抱負として、2004年のアテネパラリンピック出場と同大会でのメダル獲得、そうした大会で活躍することで、全国の身障者の励みになりたいと言う。障害を持っていてもチャレンジすれば、さまざまな事ができると語る両選手の笑顔が爽やかだった。


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