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初の「ピーマンサミット」―名古屋で12月10日に
―ピーマン主産4県(高知、宮崎、茨城、鹿児島) (12/6)

 ピーマンで激しい産地間競争を展開してきた主産4県(高知、宮崎、茨城、鹿児島)がこのほど協調して「『がんばる国産ピーマン』農家サミット・全国会議」を12月10日、名古屋で開催する。
 4県はこれまで激しい競争をしてきたが、最近の輸入ピーマンの増加や価格低迷など厳しい販売環境に対抗するため、今年10月に高知、宮崎、鹿児島3県の生産者・JA・県連で「がんばる国産ピーマン」プロジェクトを結成、これに茨城県も新たに加わって協調体制をとり、初のサミットを開催するもの。
 「ピーマンサミット」の概要は次のとおり。
☆ 日時―12月10日(火)13時00〜
☆ 場所―名古屋クラウンホテル・富士の間(名古屋市中区栄町1−8−33 電話052−211−6633)
☆ 内容―(1)農家サミット=4県の生産者代表・JA・県連などの代表32人が集まり、4県合同の販売対策・消費拡大対策などで意見交換、協調体制を確認する。(2)主産県全国会議=「がんばる国産ピーマン」プロジェクトの情報交換・出荷調整や消費拡大策などで全国主要卸売会社53社の担当部課長を招集し、4県の協調活動について理解・協力を確認する。
☆ 会議での協調・確認事項(予定)
(1)農薬安全使用基準を遵守し、おいしいピーマンを提供する、(2)価格安定のため計画的な販売を実施する、(3)豊作で価格低迷の場合は下級品出荷停止の用意をすすめる、(4)卸売会社・量販店と一体となった「売場確保」をすすめる、(5)ピーマンのビタミンC・カロチンを採る消費拡大キャンペーンを展開する。
(注)冬春期(11月〜5月)のピーマンは、ほとんどがハウスで生産されており、7カ月間の3大市場(東京・名古屋・大阪)でのシェアは4県合計で約95%(13年度実績)と高い。そのため4県の出荷動向・消費拡大対策いかんで販売環が大きく変わることが予想される。


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