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全国から集まったお米キャンペーンガール
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日本農業の根幹である稲作農業を維持発展させるには、米の消費拡大を図ることが必須要件である。
米消費量の減少、生産調整の強化、過剰米対策費の増加というネガティブな表現を解消するには、全国民に美味しい日本のご飯と米の加工食品をたくさん食べてもらい、成人には国産米で作られた純米酒をおおいに飲んでもらうしかない。
師走の恒例イベントとなったが、米消費拡大と純米酒の普及推進目ざし「お米フォーラム2002」が、今年も12月2日、全共連ビルのマツヤサロンにおいて開催された。
この催しは衆・参両院議員244名が超党派で名を連ねる「米消費拡大・純米酒推進議員連盟」とJA全中・JA全農・日本酒造組合中央会の共催で行われた。
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挨拶する林義郎会長
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会場には各種ご飯料理の試食、米加工品の展示・試食、全国各酒蔵の純米酒試飲のコーナーが置かれ、、各県産米のPRを担当するライシーレデイの紹介などもあり、盛況を極めた。
「お米フォーラム2002」の冒頭、大島農水大臣は「米の4割が外食で消費される時代になった。生産者も消費者もお互い知恵を出し合って、米消費拡大に努めたい。米は日本のアイデンティテイだと思う」と挨拶した。
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挨拶する大島農林水産大臣
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また来賓の塩川財務大臣は「日本酒は美味しいが宣伝が足りない。美味しいお米を食べて、お米で作られた日本酒を飲みましょう」と述べた。
JAグループを代表し、JA全農経営管理委員会の木下会長は「JAグループは、米改革に組織を挙げて取り組んでいる。米消費拡大はたんに生産者の問題ではなく、国民全体の問題」と挨拶した。
華やかな各県のお米キャンペーンガールをバックにしての各氏の挨拶だったが、厳しい情勢を伺わせる一面もあった。