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農政.農協ニュース

配合飼料また値上げ
海上運賃高騰が響く (12/20)

 JA全農は来年1〜3月期の配合飼料価格を今期に比べトンあたり約900円(全国全畜種総平均)値上げすると20日発表した。円安の進行と海上運賃の上昇による。値上げは前期から2期連続となった。畜産経営への値上げの影響を緩和するため全農は全国配合飼料供給安定基金に補てんを要請。農家の実質負担増は400円となる。
 海上運賃が上がったのはアジア諸国の鉄鋼生産量増加から、石炭と鉄鉱石の荷動きが伸びて船腹需要が増加したことによる。また米国産の新穀が本格的に出回って9月からの海上運賃は高騰した。また中東情勢も緊迫度を高め、船舶燃料油の値上げも懸念される。
 為替相場は円安ドル高要因がある一方、米国経済の先行き不透明感とイラク情勢などの円高ドル安要因もあり、相殺して現行水準が続くと見込んだ。
 輸入原料のトウモロコシ価格は来期も今期とほぼ同水準を見込み、大豆かすはシカゴ相場、国内相場ともにやや弱含みと見通した。国内魚粉も弱含みと見た。
 


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