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農政.農協ニュース

農作業死亡事故は25件増の406件――12年度
60歳以上が20件増で全体の78%に
―農水省― (1/10)

 農水省が10日発表した平成12年の農作業死亡事故件数は、前年比25件増の406件。年齢階層別では60歳以上が317件(前年比20件増)で全体の78%を占めた。概要は次のとおり。
▽事故区分別――農機に係わる事故は300件(74%、前年比16件増)、施設に係わる事故は14件(3%、同2件減)、それ以外の事故は92件(23%、同11件増)。
▽年齢階層別――60歳以上が317件(78%、同20件増)。うち、60〜64歳が48件(同8件増)、65〜69歳が74件(同5件増)、70歳以上が195件(同7件増)。▽男女別では、男性が353件(87%、同35件増)、女性が53件(同10件減)となった。
▽機種別事故――農機事故は300件(同16件増)。乗用型トラクターに係わる事故は前年より減ったものの、もっとも多く125件(42%、同7件減)、農用運搬車57件(19%、同8件増)、歩行型トラクター53件(18%、同11件増)。
▽原因別発生状況――乗用型トラクターは機械の転落・転倒が90件(72%)でもっとも多く、農用運搬車は機械の転落・転倒が23件(40%)で最多。歩行型トラクターは機械と立木やハウス支柱などに挟まれた事故が22件(42%)と最多だった。施設に係わる事故は、ハウスなど高所からの墜落・転落が6件(43%、同2件減)。それ以外では、果樹などからの墜落・転落が最多の34件(37%、同7件減)。稲ワラ焼却中に火にまかれるなど火・熱によるものが19件(21%、同10件増)。



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