JA共済連(新井昌一経営管理委会長)によると、14年12月末の長期共済本契約実績は24兆1779億円と、14年度長期共済目標額29兆9061億円の80.8%を達成した。これは、対前年同月比100.1%と前年度に対して141億円上回っている。
これを共済別に見ると、生命共済は前年同月比102.2%と前年度を上回り、着実に進展している。建更共済は同97.2%とやや前年度を下回っているが、目標達成率は93.4%と目標を超過達成することはほぼ間違いないだろう。14年度から実施された「がん共済」については、契約件数9万3871件、721億円と、まだ十分に利用者に浸透しておらず、今後の進展が期待される。
長期共済保有契約高は、満期共済が依然としてピーク状態にあることから、期首保有から3兆7994億円減少し、383兆7020億円となっている。
そのほか、年金共済は対前年同月比111.7%(目標達成率95.3%)。短期共済の自動車共済は対前年同月比で件数100.2%、掛金100.0%。自賠責共済は、台数では同98.7%と下回っているが、掛金は同102.7%と前年を上回っている。