「全国どこでも高度なサービスの提供」を目指すJAバンクの全国統一コンピューターシステムであるJASTEM(ジャステム)に富山・広島両県下のJAと信連が加わり、1月6日から稼働した。これで同システムへの移行完了は11県となった。
またシステムの取り扱い規模は資金量19兆円超、店舗数約3300店、ATM(現金自動預払機)数約3800台、端末数約5300台に広がった。
ジャステムはATMの24時間・365日稼働やインターネットバンキングにも対応している。
これまでは各県ごとにシステムの開発と管理をしていたが、これらの一本化でJAバンク全体での効率化を推進。また商品企画などの統一化も図る。
農林中金は、残る36都道府県についても順次移行し平成18年度には全国の一元化が完了する見込みであると語っている。
富山県下は貯金量1兆1944億円、JA数23、店舗数327店、ATM数142台、端末数454台。広島県下は貯金量2兆1192億円、JA数29、店舗数412店、ATM数同上、端末数749台。
なお、これまでの稼働府県は滋賀、高知、兵庫、大阪、埼玉、鳥取、島根、福島、香川。