6例目のBSE(牛海綿状脳症)患畜が1月20日に確認された。
この牛は6歳11か月の乳用牛のメス(平成8年2月10日生まれ)。19日夜、確認検査が陽性だったことから確定診断された。和歌山県の農場で飼養されていたが、北海道川上郡の酪農家で生まれ同農場に導入されていた。同居牛は家畜伝染病予防法により移動制限されている。給与されていた飼料などは現在調査中。一部に5例目までと共通の代用乳を与えていたと報道されたが、農水省では現在調査中で未確認だとしている。BSE患畜が確認されたのは昨年8月23日以来。
また、1月23日には7例目が確認された。この牛は6歳9か月の乳用牛のメス(平成8年3月28日生まれ)。北海道網走市の農場で飼養されていた。生産地は紋別郡湧別町の酪農家。同居牛の移動は制限され、当該牛への給与飼料などついては調査中。
これまでにBSEと確定診断された牛は、5例目が平成7年12月生まれだが、残り6例は平成8年2月から4月に集中している。農水省によると平成8年生まれで現在も飼養されているメスの乳用牛は14万頭。このうち2月から4月生まれは約3万3000頭だという。