東都生協(東京・世田谷区 宮村光重理事長)は、1月14日、東京・千代田区の社会文化会館三宅坂ホールで臨時総代会を開催し、宮村光重理事長、桑島雄三常務理事、遠藤和生常勤理事に対して「東都生協『役員の解任請求を進める会』」からだされた解任請求を否決した。
この役員解任請求の直接的な原因は、昨年3月に確認された茨城玉川農協による豚肉偽装問題に対する責任問題で、「解任請求を進める会」が、役員解任請求を求めるのに必要な総代総数583名の5分の1以上である122名の署名を集めたため臨時総代会が開催された。採決は、当該役員それぞれについて行われたが、いずれも過半数にはいたらず否決された。
豚肉偽装問題に対する組織的責任の考え方と役員の責任の取り方については、昨年5月の通常総代会で承認されている。臨時総代会後、庭野吉也同生協専務理事は「この臨時総代会を終えたいま、組織全体で確認した方針をみんなで一致してすすめていくことが、何よりも大切であると確信しています」という主旨のメッセージを表明した。