農水省は2月5日の指定野菜需給見通し検討会議で「平成19年度の指定野菜の需要及び供給の見通し」を明らかにした。
それによると19年度の需要量見通しは1153万7000〜1205万9000トンと13年度の1143万トンより最大で約60万トン増えるとしている。国内産の供給量は現在のすう勢に従うと1113万トンと13年度の1145万トンよりも減る見通しも示されているが、野菜生産の構造改革が進めば、1206万トンとなると試算されている。同見通しは、14種類の指定野菜について5年後の需要量、供給量、国内産供給量の見通しを策定するもの。
野菜の輸入動向は、増加傾向にあったが、14年の生鮮野菜の輸入量は78万トンと対前年比80%、加工品を含めた野菜全体の輸入量は206万トンで対前年比87%となった。また、中国からの生鮮野菜輸入量は過去5年間で4.2倍に増加したが、14年の輸入量は約36万トンで前年比82%となっている。韓国からの生鮮野菜輸入量も対前年比61%。 (2003.2.19)