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農政.農協ニュース

配合飼料500円下げ
―JA全農 (3/18)

 JA全農は4〜6月期の配合飼料価格を今期に比べトン当たり約500円(全国全畜種総平均)値下げすると3月14日発表した。値下げは3期ぶりとなる。飼料原料のトウモロコシがシカゴ相場で下落していることや円高ドル安含みの展開を予想したことによる。
 トウモロコシは昨年豊作だった中国が活発に輸出。また今年は南米の作柄が良好と見込まれてシカゴ相場が下落。当面は現行水準の相場展開を予想した。しかし、米国では減産で期末在庫率が大幅に減少する。
 タンパク質原料の大豆かすは米国内で大豆搾油量が減っていることに加え、寒波による飼料需要の増加からシカゴ相場が上昇。来期も強含みと見通した。
 輸入魚粉は主産地ペルーの禁漁(南部を除く)や、中国の買い付けなどから産地相場は強含み。また国内魚粉は需給緩和から弱含みの推移を見通した。
 海上運賃は引き続きアジアの鉄鋼生産量増加による荷動きに加え、日本の原子力発電停止にともなう火力発電用の石炭輸送の増加、そしてイラク情勢から船舶用燃料が高騰し、今後も強含みと見た。
 外国為替もイラク情勢からドル安円高含みの展開が予想される。 (2003.3.18)


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