農林中金は3月24日、岡山県信連と統合した。昨年10月15日に宮城県信連と統合しており、今回は第2号となる。岡山県信連とは昨年8月9日に一部事業譲渡契約を締結し、農林中金は事業の一部を譲り受ける方式で統合した。
JAバンクグループの事業と組織の再編・効率化を通じ一体的な事業運営と一層のサービス向上を図る。
岡山県信連は今後3年間ほど、為替決済と公庫受託業務などに特化して運営。平成18年3月をめどに、決済システムの一元化・整備のあと最終統合の予定。
同県信連は貯金1兆3334億円、貸出金1199億円(昨年3月末現在)。職員115人(今年2月末現在)。会員48団体(うちJA24)。経営管理委員8人(板野和昭会長)、理事3人(馬場伸一理事長)、監事4人。資本金197億円。 同県JAグループは、統合に先立って信用事業再構築の検討に入り、昨年6月には同県「JAバンク再構築計画」を決めて、取り組んでいる。
農林中金は今後、5月に栃木県信連と統合の予定。このあと秋田、山形、富山、長崎がすでに統合方針を決定し、協議を進めている。 (2003.3.27)