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精米の不適正表示 大幅に減る−食糧庁調査− (5/1)

 食糧庁は昨年12月から今年3月までに実施した米の適正な精米表示の確保のための立ち入り検査結果などを5月1日に公表した。
 この期間に食糧事務所が実施した巡回点検を実施した業者数は4万7201(店舗数は6万5640店)。
 巡回点検と立ち入り検査の結果、不適正な表示を行っていたことが明らかになったのは3589業者だった。不適正率は7.6%。1年前の同時期の8.3%より下回っており、食糧庁では精米表示適正化の取り組みの成果が出ているとしている。
 不適正表示の内容は、コシヒカリ100%と表示しているにもかかわらず、他の品種を混ぜて販売していた事例や未検査の原料玄米に産地・品種・年産を表示、国産米に外国産米を混ぜて販売、などがある。食糧庁は、今後も表示基準の周知徹底や改善指導の履行状況の確認を行うほか、原料玄米にもDNA判別手法を拡大していく方針。 (2003.5.26)




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