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早期米に期待感−ユーザーの意向 (6/20)

 6月20日に開催された米情報委員会(全中・全農・全集連主催)では端境期の米販売動向について卸などから意見が出た。
 JAS法の厳格適用により価格が上昇した銘柄について、販売銘柄を他の銘柄にシフトしたなどの意見や、販売が好調のコシヒカリについては不足感が強まっており、業界では早期米に対する期待感が強まっているなどがあった。
 ただ、一方では米の保管状態が良くなっていることから、消費者は早期米よりも値頃感のある14年産米を希望しているとの見方もあった。
 また、業務用ユーザーからは、年間を通じて価格、品質、食味の安定を求めていることから、すでに15年産米の作柄動向に関心が移っているという意見もあった。
 15年産米については、量販店では減農薬など安全・安心を求める傾向や、安価で品質も安定しているブレンド米人気、無洗米、などの販売展開が進むという見方も示された。また、品質については高温障害対策を望む意見もあった。 (2003.6.30)



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