農政.農協ニュース
農水省が6月30日に公表した14年の農業経営動向統計によると、全国販売農家1戸あたりの農業所得は102万円で前年より1.2%の減少となった。 農業粗収益は、工芸農作物や麦類の収入などが増加したものの稲作収入が減少し、0.1%減の347万円だった。一方、農業経営費は、飼料費、賃借料、料金などが増加したため、0.3%の増加となった。このため農業所得の減少となった。 主業農家では470万円で前年比1.4%の減。このうち65歳未満の農業専従者がいる農家では520万円となっている。準主業農家は76万円。副業的農家は25万円だった。 農外所得は平均で453万円と前年比4.7%の減少。これに年金などを加えた農家総所得は784万円で2.2%の減となった。 主業農家の総所得は757万円で1.0%の増加。準主業農家は812万円、副業的農家は782万円となった。 (2003.7.8)