農政ニュース／ＪＡＣＯＭ

　農水省が8月29日に公表した7月の米の卸価格調査によると、調査対象24銘柄のうち、13銘柄が前月より上昇した。一方、下落は7銘柄。
　もっとも上昇したのは「長野コシヒカリ」で対前月比5.5％高の10kg4213円（精米、包装・消費税込み、以下同）だった。そのほか上昇幅が大きかったのは、「栃木コシヒカリ」4.5％（3919円）、「秋田あきたこまち」3.8％（3924円）、「山形はえぬき」3.4％（3775円）など。
　下落したのは「新潟コシヒカリ（一般）」（▲1.6％）「新潟コシヒカリ（魚沼）」（▲3.8％）や北海道の銘柄などだった。
　一方、7月の小売り価格は、調査対象24銘柄のうち12銘柄が対前月比で上昇、9銘柄が下落した。
　ただ、上昇した銘柄も上昇幅は1.9％から0.1％とごくわずか。価格は「栃木コシヒカリ」4509円（対前月比△1.9％）、「山形はえぬき（内陸）」4502円（同△1.1％）、「岩手ひとめぼれ」4830円（同△1.2％）などとなった。　（２００３．９．３）