農業協同組合新聞 JACOM
   

農政.農協ニュース

農作物被害 3807億円に (11/13)

 今年5月中旬以降の低温や日照不足による米などの農作物への影響は、10月15日現在で被害面積231万ヘクタール、被害金額3807億円となっていることが分かった。
 水稲では不稔、生育の遅れによる登熟不良やいもち病などの関連病害による被害が大きかったほか、豆類では着さや数の減少、粒の肥大不良、野菜では着果の減少や小玉化などが生じた。また、果樹では果実の肥大不良と生理障害、飼料作物でも生育不良が生じた。
 作物別の被害では、水陸稲が総被害額の78%となる2984億円と最大で、次いで野菜が274億円(7%)、果樹が157億円(4%)、雑穀・豆類が146億円(4%)となっている。
 地域別では、東北の被害がもっとも大きく、被害総額の43%にあたる1652億円。次いで北海道607億円(16%)、関東・東山553億円(15%)、九州が302億円(8%)、北陸が246億円(6%)などとなっている。
 なお、被害量が平年収量の30%以上の面積は全国で26万ヘクタールに及んでいる。

(2003.11.13)

 


社団法人 農協協会
 
〒102-0071 東京都千代田区富士見1-7-5 共済ビル Tel. 03-3261-0051 Fax. 03-3261-9778 info@jacom.or.jp
Copyright ( C ) 2000-2004 Nokyokyokai All Rights Reserved. 当サイト上のすべてのコンテンツの無断転載を禁じます。