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有機質肥料投入の農家割合が高率に 農水省調査 (8/8)

  土づくりのために家畜ふん尿たい肥などを使う農家が増える一方で、農薬の投入回数は減っているなどの平成14年度「持続的生産方式実態調査」結果を農水省が8月8日発表した。有機質肥料は1作(10アール)当たりの投入量が露地野菜では1111キロと10年調査に比べ77.3キロ増えた。また農薬の投入回数は11.8回から7.6回に減った。
 環境保全型農業を推進するため、作目別に作付面積の大きさに比例して抽出した全国約7900戸の農家を対象に13年12月1日から1年間の状況を調べた。
 農薬では除草剤の投入回数がわずかに増えているほかは殺虫剤、殺菌剤ともに減り、施設野菜では各剤合計の投入回数が18.8回から18.5回に減った。
 化学肥料の投入量は、普通化成肥料と配合肥料が露地・施設野菜ともに増えたが、高度化成は減った。
 有機質資材を投入した農家数の割合は、露地野菜が89.8%、施設野菜が95.1%、いも類が76.7%、大豆が60.3%。また家畜ふん尿たい肥の投入農家割合は、露地野菜59.7%、施設野菜54.6%、イモ類42%、大豆19.1%。 (2003.8.14)



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