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農政.農協ニュース |
若い力で体制強化を |
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また「食の危機」を挙げて、JAグループ内の不祥事で失われた信頼を取り戻すことが重要とし、さらに「農の危機」の打開と、JA改革の課題を説明した。「JAグループの基盤は農村にある」とも強調した。 「輝けフレッシュマン」と名付けた同研修会には約280人が参加。「地域の農業を振興し、わが国の食と緑と水を守ろう」などのJA綱領を全員で唱和。
今村氏は「農業という実業と、テレビという最大の虚業のギャップを考えてみたかった」などと企画を語り、「アイドルに百姓をさせるという趣向を最初はそのタレントの所属プロダクションが理解できなかったらしい。しかし今は視聴率を大逆転。裏番組(お笑いなど)から若い層の視聴者をさらっている」と裏話を披露。 さらにフレッシュマンたちの質問に答え、この番組に対する農民の苦情については「お前らテレビ屋は、この減反の世の中に、タレントにコメ作りをさせやがってバカヤロー。おれたちは作りたくても作れないのだぞ」というのもあるという。しかし支援のメールのほうが多いとのことだ。 また「カネのかからない番組に見えるが、そうではないはず?」との質問には「その通り。『村』の茅葺き家屋は約1億円かけて古民家を移築した。釘を使わない建築ができる大工がいなくなったからだ」などと話題は尽きなかった。 なお研修会はこのあと各所属機関別にそれぞれ実施される。主な機関の平成15年度新規採用者数は次のとおり(県連との統合などから前年度より少し増加)。 JA全中3人(うち女性1人。以下カッコ内同)▽JA全農166人(36人)▽JA全共連167人(64人)▽農林中金86人(男女合計)。 1日の研修会参加者はこのほか▽(株)農協観光66人▽(株)日本農業新聞10人など。 (2003.4.2) |