農業協同組合新聞 JACOM
   

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配合飼料約300円値上げ (6/23)

  JA全農は平成15年7〜9月期の配合飼料価格を前の期に比べ、トン当たり約300円(全国全畜種総平均)値上げすると6月23日発表した。前の期は3期ぶりに約500円値下げしたが、再び上昇に転じる。全農は畜産経営への影響を緩和するための安定基金の補てんを要請した。
 値上げ額は地域・畜種・銘柄別に異なるが、今回は大豆かすなどの値上がりから、その使用割合の高い畜種ほど影響が大きくなる。
 飼料穀物の情勢は、トウモロコシが米国産地で順調に生育しているため当面のシカゴ相場は現行水準を予想。しかしタンパク質原料の大豆かすは米国内の需給がひっ迫。シカゴ相場の高騰を受けて国内価格も値上がりを見込んだ。
 海上運賃はイラク戦争などから高騰。その後、落ち着いたが、今後も高水準の推移を予想。
 為替レートは現行水準による展開を見通した。 (2003.6.24)

 



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