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食品産業への融資割合伸びる 農林漁業金融公庫 (7/9)
 農林漁業金融公庫が6月下旬に発表した平成15年3月末の融資残高は3兆6407億円で前年同期に比べ1566億円減った。残高に占める業種別の割合は農業が53.2%(1兆9353億円)で前年に比べ1.3ポイント低下。しかし食品産業は16.6%で前年を1ポイント上回った。林業27.3%、漁業2.9%。
 農業資金では平成6年から認定農業者の経営改善を支援する農業経営基盤強化資金(スーパーL)を融資しており、利用者は14年度までに2万1451経営体にのぼっている。
 農業資金の利用者約9万9000戸を地域別の割合で見ると、北海道が27.9%でトップ。次いで東北26.6%。九州23.2%、あとは1ケタ台となり、関東7.6%、そして四国、北陸などの順。
 農地や農業用水路など基盤整備事業への融資も多いが、最近は家畜のふん尿処理施設への融資も目立つ。 食品産業では農業生産者と食品製造・販売業者の提携事業に対する公庫の支援が広がっている。
 なお公庫は全額政府出資の政策金融機関。収益性の低い農林漁業に配慮した長期低利での融資が特徴。(2003.7.9)


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