農政ニュース／ＪＡＣＯＭ

　ＪＡ共済連は7月11日、平成14年度ＪＡ共済優績ライフアドバイザー全国表彰式を東京都内のホテルで開いた。
　今回、表彰されたのは通算5回特別表彰を受賞した34名のほか、総合優績表彰と新たに設けられた部門別表彰（生命系共済の部、年金共済の部、自動車共済の部）の28名を含め全部で471名。
　14年度のＪＡ共済の長期共済新契約高は、約30兆2056億円。このうち全国1万9900名のライフアドバイザー（ＬＡ）が挙げた実績は約14兆8071億円と49％を占める。
　こうした実績を挙げたＬＡに対し新井昌一ＪＡ共済連経営管理委員会会長は開会のあいさつで「みなさんの昼夜をわかたぬ努力とご家族の理解のたまもの。深甚なる敬意を表する」と語った。
　同時に、ＪＡ共済を取り巻く環境は依然として厳しく、とくにＪＡの事業基盤の農家世帯の減少に加えて、これまでの中心的利用者の世代交代が進行し、ＪＡとのつながりが希薄な次世代層が増加する傾向にあることを指摘。
　そのうえで、利用者に満足してもらえる提案型・相談型の推進を展開していくことが必要だと呼びかけ、とくに「ＪＡ共済しあわせ夢クラブ」の最大限の活用、「ひと・いえ・くるま」の総合保障提案に率先して取り組んでほしいと語った。
　さらに「ＪＡの事業全般にわたる渉外業務を担当するＪＡの顔として自信と誇りを持って業務に邁進してほしい。21世紀のＪＡ共済はみなさんの双肩にかかっている」などと期待した。

副賞を贈るＪＡ共済イメージキャラクターの緒形直人さんと仲間由起恵さん

副賞を贈るＪＡ共済イメージキャラクターの緒形直人さんと仲間由起恵さん

　表彰式の司会は日本テレビの福澤、馬場の両アナウンサー。二人が登場すると会場からは「おーっ」とどよめきも。また、ＪＡ共済イメージキャラクターの緒形直人さん、仲間由起恵さんも会場に駆けつけお祝いの言葉を贈るとともに、６人の総合優績表彰受賞に副賞を贈った。
　なお、今年の総合優績表彰受賞の６人は以下のとおり。ＪＡみっかび・縣正巳（静岡県）、ＪＡ対馬・西山義治（長崎県）、ＪＡながさき県央・岩永勉（同）（以上、共済専任）、ＪＡ海部東・城和彦（愛知県）、ＪＡ相模原市・榎本久史（神奈川県）、ＪＡ松本ハイランド・前澤芳成（長野県）（以上、共済専任外、敬称略）
　受賞者からは職場や地域の人々の協力に感謝する言葉が述べられたほか、自分のことより後輩が初受賞したことを挙げＪＡ共済を支える人材が育成できたと喜ぶコメントもあった。

（２００３．７．１５）