ＪＡ共済を推進するＬＡ（ライフアドバイザー）がこの９月末で２万人を超え、長期共済に占めるＬＡによる推進実績占率も５３.８％と過半数を占めていることが分かった。
ＪＡ共済連（新井昌一会長）では、平成６年度にＬＡ制度を導入したが、この９月末でＬＡ数が全国で２万４７４人となり初めて２万人を突破した。導入ＪＡ数は８０７ＪＡで全ＪＡの８６.７％となっている。
ＬＡによる実績も着実に伸長しており、９月末での長期共済におけるＬＡ実績は、昨年同月比１１０.６％、８４３１億円増の８兆８１９２億円となり、長期共済のＬＡ占率は５３.８％と初めて過半数を占めた（図参照）。
保険共済業界は、生き残りをかけた「大競争時代」にあり、保険共済の仕組みも複雑・多様になってきている。そうしたなかでＪＡ共済は着実に実績をあげてきているが、利用者個々のニーズに的確に応える提案型推進を行うＬＡの果たしてきた役割は大きく、今後もますます重要になっていく。ＪＡ共済連では現在すすめている３か年計画（15年度末まで）における目標の２万１０００人体制に向けての取り組みを進めるとともに、「18年度末にはＬＡ占率を65％にまで高めていきたい」（前田理事長）と考えている。
（２００３．１０．３１）
