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3か月連続で売上げが前年を下回る――外食産業市場動向調査  (10/31)

 (社)日本フードサービス協会(横川寛会長)は、今年9月度の「外食産業市場動向調査結果」を発表した。
 これによると、9月度の外食産業全業態トータルの売上げ状況は、前年同月比98.4%と3ヶ月連続して前年を下回っている。客単価は100.1%と前年並みを維持したが、客数が98.3%と減少した結果だという。しかし、客数は8月には3.1%マイナスだったので下げ幅は縮小されている。
 業態別にみると、ファーストフード(FF)では客単価は101.8%と伸びているが、客数が95.1%と減少し、売上げが96.8%と3.2%のダウンとなっている。とくに洋風FFでは、客単価は2.9%アップしたが客数が91.5%と大きく落ち込み、売上げが94.2%となっていることが目立つ。その反面で、持ち帰り米飯・回転寿司では客単価は落ちているが客数が3.7%増え、売上げはほぼ前年を維持している。
 ファミリーレストランでは、客数は101.2%と伸びたが客単価が97.9%と落ち込んだために、売上げは99.1%とわずかに前年を下回っている。この業態では、和風・洋風分野の売上げがマイナスとなっているが、中華、焼肉分野は前年を上回っている。とくに焼肉では、客数が5.6%増え、客単価がわずかに前年を上回ったことで、売上げが106.2%と伸びている。
 パブ/居酒屋業態では、パブ・ビヤホールは売上げが89.7%と低調だったが、居酒屋が104.7%とのびている。
 ディナーレストランも客数が減少し売上げは97.3%と減少した。
 喫茶業態は、客単価がほぼ前年並みで客数が110.3%と大きく増えたことから売上げは110%と大きく伸び、依然として好調を維持している。 (2003.10.31)

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