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農政.農協ニュース |
過半数の主婦が輸入野菜・肉を「買う」と回答 全農のアンケート調査 (4/21) |
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JA全農は地域のサークルにかかわる消費者たちと公民館などで直接対話する食生活のフォーラムを開いているが、その参加者にアンケートした調査結果を4月21日まとめた。テーマは「食」。対象は東京、神奈川、埼玉の主婦約300人。
それによると、食品安全への関心はさらに高まっており、輸入食品の安全性に不安の声があるが、しかし多くの人は低価格の輸入農畜産物を買っていることがわかった。 おコメを買う時の基準は「価格」が48%で最も多く次いで「銘柄」44%、「おいしさ」35%、「産地」31%、「有機米、減農薬」など付加価値を求める人は29%(複数回答)。 野菜は「鮮度」を基準に選ぶ人が66%で群を抜き、次いで「価格」41%、「産地」35%、「旬」26%。有機栽培などは18%。 輸入野菜は「購入することがありますか」の質問に「はい」が54%で過半数。「いいえ」は42%。あとは無回答。買う理由は▽低価格である▽スーパーなどに国産品が置いてなかった▽欲しいものが輸入品だったなど。一方、買わない理由としては、国産が安全だからとする人が多かった。 輸入肉の購入は「はい」が63%で野菜より高率。理由はやはり「低価格」だ。また「安心だと思って買っている」という。買わない人は34%。理由は輸入肉に不安を覚える人が多いとのこと。無回答3%。 輸入品の購入割合は野菜よりも肉のほうが高いという結果になっている。 国産品を含めて肉を買う時の基準は「産地・ブランド」「日付」「価格」で選ぶ人が46〜49%。 鶏卵は「鮮度」で選ぶ人が78%で圧倒的だ。 「食」の安全性に不安を感じている人は76%。不安の割合は食品添加物52%、残留農薬46%、遺伝子組み換え食品43%、表示の信頼性40%となり、遺伝子組み換えへの不安が高い。 「食」のフォーラムは、平成8年から、公民館や消費者宅に集まってJAグループの商品を試食しながら「食」と「農業」を話し合い「全農安心システム」や「安全防除運動」などへの理解も深めている。 今年3月までの参加者は延べ2444人。昨年4月からは14回開いて、参加は計約300人。30〜50歳代の専業主婦が大半で男性は5人。感想としては、このフォーラムに出席して「食への関心がさらに高まった」などがある。 (2003.4.28) |
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