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農政.農協ニュース |
担い手対応を営農・経済事業改革の柱に |
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◆減少しつづける地域農業の担い手 今年7月に農水省が公表した「農業構造動態調査結果」によると、総農家戸数は298万1000戸で前年より4万7000戸減少し、300万戸を下回る状況となっている。このうち販売農家は220万5000戸。主業農家は44万8000戸で前年より1万5000戸、3.3%減少している。そして、農業就業人口は、368万4000人で前年より6万7000人(1.8%)の減少となっている。さらに65歳以上は206万7000人と56.1%を占め前年より0.7ポイント上昇し、高齢化が一段と進行している。 このように地域農業の担い手が減少しつづけると、地域の農業生産が縮小するばかりではなく、JAの事業基盤そのものが崩壊し、JAの組織・事業運営が成り立たなくなる恐れもある。 JAグループでは、第23回JA全国大会で、地域農業における担い手の明確化・共有化、担い手対策の取組強化、担い手への農地利用集積、担い手としての法人化への対応を内容とする「地域における担い手育成・確保と支援対策の実施」を決議し、最重点課題として取り組んでいくことにしている。 ◆北海道から九州まで約100名が参加
そのため、JA全中営農地域振興部とJA全農営農総合対策部は「大規模農家・農業生産法人など担い手支援に取り組んでいるJAおよび取り組み強化を検討しているJAを対象に、担い手対応強化策を提起するとともに、先進的なJAにおける実践事例をとおしてJAでの取り組み強化をはかる」ために、11月25、26日の二日間にわたる「担い手対応強化JA経営者セミナー」を、JA全農営農・技術センター(神奈川県平塚)開催した。こうしたセミナーの開催は今回が初めてだが、北海道から九州まで全国から約100名が参加し、関心の高さを感じさせられた。 ◆専任推進担当者の配置で担い手との信頼関係を構築 専任推進担当者を配置し、大規模農家・農業生産法人・営農集団など担い手への定期的な訪問巡回を行うことでニーズを把握し、個別企画提案型推進で、JAとの信頼関係を構築し、JA利用の拡大に取り組んでいる先進事例として、伊集院正美JAそお鹿児島参事が「農家対策特別班(TAF・タフ)」の、杉山忠雄JAはが野参事(栃木県)が「農家相談支援チーム(ACSH・あくしゅ)」の設置の経過と取り組み内容について報告した。 |
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