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農政.農協ニュース |
「JAグループ全国農産物鑑定会及び意見交換会」を開催 |
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全国JA農産物検査協議会(会員:全農ほか)は、JAグループの農産物検査実施業務を円滑にするため、会員の連携・情報交換・交流を図ることを目的に、平成15年6月に発足した。 米をめぐる情勢は、改正食糧法の基で売れる米作りと生産調整、農畜産物の安全性に対する関心の高まりなどによって、大きく環境が変化している。 こうした情勢を受け、JAグループの登録検査機関である会員の検査技術の向上を図るため、全国の農産物検査員を対象に、全国JA農産物検査協議会とJA全農との共催で、鑑定会及び意見交換会を実施したもの。
会場では久寝部長が「鑑定成績で良い結果がでることを望む」と開会の挨拶をした後、予定を変更して先に米穀情勢の説明と、鑑定実施上の注意事項の説明を行い、各JA農産物検査員の目視による「うるち玄米」35点と「もち米」5点の品質鑑定を開始した。 この予定変更は、当日の天気が雨のち曇りに変わるのを考慮し、できるだけ同じ条件の自然光での鑑定を行う必要からだが、それだけに品質鑑定は微妙な要素が多いということでもある。 鑑定成績では岡山県JA福浜の水上敏雄氏が最高点を獲得、JAえちご上越の佐藤清氏、JA庄内みどりの杉山久仁明氏、JA松阪の橋本耕一氏、JAえひめ中央の久保邦弘氏、JA越後ながおかの甲野彰氏らが高得点で続き、表彰された。 鑑定成績講評で全農の保坂技術主管は「第一回の鑑定会としては、まあまあかと思う。ただ整粒歩合の判定が悪かった。今後、どういう形で検査技術の向上を図っていくべきか、検討していく。これからも、こうした機会を設けていきたい」と述べた。 また穴井常務理事は、穀粒判別器の性能に触れ「検査員になった人の苦労は大変なものがあると思う。これからも登録検査機関の組織つくりを進めていく必要がある。穀粒判別器の整合性、再現性は人間以上であるが、あくまで判定の補助器具であり、メーカーもなお一層、その精度を高めていく努力が必要」と語った。 (2004.3.30) |
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