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米の需給見通しを改定−懸念される流通在庫増 (4/1)

 農水省は昨年11月に策定した主食用米の需給についての基本指針を、3月末に改定した。
 昨年11月時点では、主食用生産量を763万トンとしたが、加工用米から1万トンを主食用に振り向けたことに伴い764万トンとした。
 政府米の需要量は、今年3月までの販売状況をもとに84万トンから100万トンと修正した。
 需要量全体は870万トンで6月末で156万トンの在庫を見込んだ。うち政府米は73万トン。
 ただし、昨年の不作にともない卸売業者が手当を急ぎ大幅な仮需が発生、流通在庫は2月末で76万1000トンと前年同期より43万トンも積み上がっている。このため、農水省では自主流通米の需給と価格動向、さらに16年産米の作柄状況によっては自主流通米、政府米とも相当量が流通在庫となることが懸念されると指摘している。
主食用等米の需要見通し(16年3月) 
(2004.4.7)


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