農林水産省大臣官房統計部は7月27日、16年度産水稲の7月15日現在の生育情報を発表した。
生育は秋田県、沖縄県がやや不良、平年並みが北海道、青森県など26道府県、残りの19都府県がやや良となっている。
16年度産水稲は、北海道、東北、北陸で、6月以降日本海側の一部地域を除いて高温・多照であったため、草丈は平年並みないしやや長い。茎数は生育が早まり無効茎の淘汰が進んだことなどから、平年並みないしやや少ない。生育は日照不足の影響の大きかった秋田県がやや不良であったほかは、平年並みの状態で推移している。
その他の地域では、6月以降高温・多照であったため、草丈は平年並みないしやや長く、茎数は平年並みないしやや多いことから、生育は平年並みないしやや良の状態で推移している。
高知県、宮崎県および鹿児島県の早期栽培については、5月下旬以降おおむね天候に恵まれたため、全もみ数は平年並みないし多く、登熟は平年並みないしやや良で推移しており、作柄は「平年並み」ないし「良」が見込まれる。 (2004.7.30)
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