農水省は15年度の食料需給表を8月6日に公表した。
カロリーベースの総合食料自給率は40%で平成10年から6年連続で横ばいとなった。
穀物自給率(食用+飼料用)は27%で前年度より1ポイント低下。主食用穀物自給率は60%、飼料自給率は24%でそれぞれ前年度より1ポイント下がり、わが国の食料自給率は低下傾向に歯止めがかかっていない。
米の消費も減少傾向が続き、15年度の年間一人あたりの消費量は61.9kgで前年度より800g減った。
国内生産量で前年度より増加したのは小麦、みかんや米国でのBSE発生で代替需要として伸びた豚肉、鶏肉。また、牛乳乳製品もわずかに伸びた。生産量が前年より伸びたのはごくわずかの品目で、米は前年度対比12.3%、大豆は14.1%、野菜3.1%、果実5.5%など、それぞれ減少。農業生産の縮小が示されている。
(2004.8.10)
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