JA全農グループは、10月9日(土)10日(日)の両日、東京の六本木ヒルズ・アリーナで「食と農の祭典 2004」を開催し、直接、消費者に国内農畜産物の販売と飲食を提供し、国産への安心・おいしさなど国内農業の役割をアピールする。
この祭典の基本コンセプトは、
(1)全農安心システム認証商品、旬のJA産直品、系統農産加工品、全農ブランド商品を中心に、産地・生産(栽培)情報、加工情報を明記して販売すると同時に、これら食材をレストラン形式の模擬店で飲食サービスすることで、「食の安心」が「農(日本農業)」と直結していることをアピールする。
(2)消費者・取引先に直接、生産情報付国産農畜産物の優位性をアピールすることで、販路開拓を求めている県本部商品を含む全農ブランド商品のPR・商品販売・紹介を実施することにある。
出展するのは、全農安心システム導入JA、全農県本部・経済連、全農グループ会社、全農全国本部販売部門。1700平方メートルのアリーナに32ブース(予定)を展開する。また、特設ミニステージで、津軽三味線や鬼剣舞など郷土芸能の上演、来場者が参加する餅つきなどのイベントも計画されている。
六本木ヒルズは、21世紀型の都市型再開発空間として昨年4月にオープン。年間来場者が4900万人を数える東京の新名所。土日祝日には、東京23区内を中心に1日17万人が訪れるが、20歳代から40歳代の女性が多いという。
東京の最先端をいくスペースを使い、これだけのスケールで全農グループが消費者に向けてイベントを展開するのは初めてのことだといえる。まさに「消費者の“もっと近くに。”」を実現するための一つの試みだといえる。そのために、従来型の「物産展」ではなく、どれだけ新しい「食と農」そして新生全農のイメージをアピールできるのか、大消費地販売推進部を中心にいま全農グループは最後の仕上げに余念がない。
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