農水省は9月10日現在の作況指数の公表を受けて当面の米の需給見通しを示した。 16年産の水稲作付け面積は170万4000ヘクタール。このうち青刈りが約1万ヘクタール実施されたとして、169万4000ヘクタールを見込んだ。これに今年の10アールあたり収量528kgをかけると894万トンとなる。 需給計画での主食用需要量は859万トン。また、加工用米は20万トンが計画されているため合わせて需要量は879万トンとなる。 過剰分はこの数値と生産量の差15万トンでこれが区分出荷の対象になるという。 集荷円滑化対策の発動要件は、作況指数が全国、県、地帯区分の3つとも「101」を超えた場合。10月15日現在の作況指数で対象地域が確定する。